【獣医師監修】小型犬の防寒対策は万全？冬の震え・寒さのサインを見逃さないで！

急に空気が冷たくなり、冬の訪れを感じる季節になりましたね。私たち人間が「寒いな」と感じるとき、実は体の小さなワンちゃん、特に小型犬はもっと寒さを感じているかもしれません。

「うちの子、最近よく震えている気がする…」「もしかして寒いのかな？」そんな飼い主さんの心配を解消するために、今日は見逃しがちな犬の寒さサインと、今すぐできる効果的な小型犬の防寒対策を3つのポイントに絞ってご紹介します。

まずチェック！愛犬が見せる「寒さのサイン」とは？

ワンちゃんは言葉で「寒いよ」とは言えません。だからこそ、私たち飼い主が小さなサインに気づいてあげることが大切です。以下のような仕草が見られたら、それは犬が寒いと感じているサインかもしれません。

• ブルブルと震える： 最も分かりやすいサインです。筋肉を小刻みに動かして熱を生み出そうとしています。これは犬が冬に震えを見せる代表的な理由です。
• 体を小さく丸める： 体の表面積を減らして、体温が逃げるのを防ごうとする本能的な行動です。
• 散歩に行きたがらない： いつもは喜んで行くお散歩を嫌がるのは、外の寒さが原因かもしれません。
• 耳や足先が冷たい： 体の末端は血流が滞りやすく、冷えやすい部分です。そっと触って確認してみましょう。

今日からできる！小型犬の防寒対策３つのポイント

愛犬のサインに気づいたら、さっそく対策をしてあげましょう。ここでは、お家の中でもお外でも役立つ、３つの簡単な寒さ対策をご紹介します。

ポイント１：お部屋の「ひんやりスポット」を見直す

室内犬の寒さ対策でまず見直したいのが、お部屋の環境です。特に日本の住宅は、ワンちゃんにとって意外な「ひんやりスポット」が潜んでいます。

• 冷たいフローリング： フローリングの床は、直接熱を奪います。ワンちゃんがよく過ごす場所には、ラグやコルクマットを敷いてあげましょう。
• 窓やドアからの隙間風： 人間には感じにくいわずかな隙間風も、低い位置で生活するワンちゃんには大敵です。ベッドを窓際から離すだけでも効果的です。
• 乾燥対策： 暖房を使うと空気は乾燥しがち。乾燥は皮膚トラブルの原因にもなります。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、適切な湿度を保ちましょう。

ポイント２：お散歩は「機能的なお洋服」で賢く防寒

「犬に服は必要なの？」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、チワワやトイプードルのように被毛がシングルコートの犬種や、シニア犬にとって、冬の洋服はファッションではなく寒さから身を守るための必需品です。

特に心臓や肺など大切な臓器が集まるお腹周りを冷えから守ってくれる、暖かく動きやすいウェアを選んであげることが重要です。暖かくて動きやすい、おしゃれなPetopopのアイテムなら、愛犬も冬のお散歩がもっと好きになるはずです。

ポイント３：「ぬくぬくの寝床」で質の高い休息を

ワンちゃんが安心して体を休められる寝床作りも、大切な室内犬の寒さ対策です。体をすっぽり包み込むドーム型のベッドや、フチが高くなっているベッドは、冷たい空気をシャットアウトしてくれます。

さらに、フリース素材などの暖かいブランケットを一枚追加してあげるだけで、保温性は格段にアップ。ワンちゃんが自分で体温調節できるよう、いつでももぐりこめる環境を整えてあげましょう。

まとめ

小さな家族である愛犬が、冬を暖かく快適に過ごせるかどうかは、飼い主さんのちょっとした気づかいにかかっています。今回ご紹介した「お部屋の環境」「お散歩の服装」「暖かい寝床」の３つのポイントを参考に、ぜひ今日から小型犬の防寒対策を始めてみてくださいね。愛犬の小さなサインを見逃さず、一緒に温かい冬を過ごしましょう！